今日のように低金利の時代にはタンス預金が行われるそうです。
金融政策として金利を低く抑えるのは経済の原則にかなった方策です。
金利を低く抑えることによって、企業は低利で資金調達ができるようになります。
そして調達した資金で設備投資を行い、生産を拡大し有効需要を拡大し景気を立て直そうというのがケインズ経済の教えるところだからです。
第二次大戦後の日本経済の復興と経済成長を支えたのは、こうしたケインズ経済の教えを忠実に実行した勤勉な日本人の性格だったのです。
ただ、今日では、景気対策としての低金利政策の有効性は以前ほど高くないと言われます。
というのは、企業の資金調達先が以前のように金融機関から間接的に行われることよりも市場から直接に資金調達することが多くなったからです。
それでも、この政策はいまでも一定の効果をもっています。
ところで、低金利政策によって影響を受ける人達には私達一般の市民や年金受給者がいます。
特に年金受給者は金融機関などへの預金によっては金利を得ることができないため、この預金利息に代わる投資対象を見つけることがとても重要な問題となるのです。
そこで新たな投資対象として浮上するのがマンション投資です。
マンション投資はバブルの終盤にもあったような気がします。
その頃私の所に都心の不動産会社の営業マンから電話がありました。
マンション投資をしないかという勧誘だったのです。
都心に私がワンルームマンションを購入して、購入したマンションを今度は学生などに賃貸すると言う内容でした。
マンション購入代金はマンションの賃貸料によって賄われるし、マンション購入代金の支払いが終われば賃貸料が利益になるというものでした。
このようにマンション投資は投資である以上資産運用の一形態です。
通常マンションは住まいとしての利用価値に着目して購入や賃借などの対象とされるのですが、マンション投資はマンションの住居の利用価値ではなく資産運用の価値に注目して取引が行われるのです。
マンション投資は私が住居として必要でもないものを購入することは慎重であるべきだという思いとともに、賃貸も期待通りにいかないリスクも考えるとやはり今でもマンション投資には慎重であるべきだと考えます。
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